商品カテゴリ
アンティーク家具
ランプ
アンティークカメオ
銀製品
アクセサリー
スペインタイル・ステンドグラス
陶器
時計
ハンドメイド
その他
プレミアムアンティーク 稀代の芸術家達 アラス式wedding 船田船用品株式会社
稀代の芸術家たち

ドーム兄弟(Daum Frères)
兄 オーギュスト(Auguste Daum,1853〜1909)
弟 アントナン(Antonin Daum,1864〜1930)

19世紀〜20世紀のフランスのガラス工芸家。

ガラス工芸メーカーのオーナー一族として「ドーム兄弟」の呼称が定着しており、工房名にもDaum Frèresを付していたので、通商「ドーム兄弟」と言う。

エミール・ガレとともにナンシー派を代表するガラス芸術の担い手となったドーム兄弟は、フランス東部アルザス地方に生まれます。1871年、普仏戦争での敗北により故郷がドイツの手に渡ると、一家でナンシーへ移住しました。

はじめは食器や花瓶など日用品としてのガラスを生産していましたが、1889年のパリ万博で、エミール・ガレの芸術性豊かなガラスが高く評価されたのを見て、美術工芸品としてのガラス作りをスタートさせます。

初期の作品にはエナメル彩色による絵付けが多く、1910年前後から色ガラスの粉をまぶしつける技法「ヴィトリフィカシオン」を多用して、色彩が複雑に混ざり合う重厚な色調の作品を製造した。また工芸デザイナーのルイ・マジョレル(1859〜1926)にデザインを依頼した金具を装着したガラス作品もある。

ドーム兄弟に特徴的な技法としてはアンテルカレール、ヴィトリフィカシオンなどがある。アンテルカレールは、ガラス素地に絵模様を描いて、さらにガラスをかぶせる技術で模様に奥行きが出る。この技法はドーム兄弟が1899年に特許を取得した。ヴィトリフィカシオンは粉末状にした色ガラスをまぶして再加熱し、素地になじませるもので、ガラスの肌に多くの色を発色させることができる。

ドーム社の作品は、仕上げの丁寧さに定評があり、塩入れのような小品にも繊細な絵付けが施されています。ガレとドームの違いは、ガレが彼の個人的才能による製作を中心としているのに対して、ドームは外からもデザイナーや画家を迎え共同製作でした。ワルター、マジョレルもドームの工房に参加しています。

ドームは写実的で静かな風景、植物を描いた作品です。ガレは幻想的で大胆な図柄の作品を制作しました。



【ドーム兄弟の歴史】

オーギュストとアントナンのドーム兄弟は、フランス、ロレーヌ地方のビッチの出身である。
普仏戦争終了後の1872年、ドーム家はプロイセンの占領を避けてナンシーへ移住した。
兄弟の父、ジャン・ドーム(1825〜1885)は出資したガラス工場の経営者となったがオーギュストは1878年頃から、アントナンは1887年から、それぞれ父の仕事を手伝っている。
■1889年 パリ万国博覧会に、ドーム工房はテーブルウェアなどを出品した。
■1891年 新たに装飾工芸ガラスを制作する部門を設置した。
■1894年 ナンシーおよびリヨンの博覧会で金賞を受賞。
■1897年 ブリュッセルの万国博覧会でも金賞を取り、この年、オーギュストにはレジオン・ドヌール勲章が授与されている。
■1900年 パリ万国博覧会でも大賞を取り、この年アントナンにもレジオン・ドヌール勲章が授与された。
■1901年 エコール・ド・ナンシー(ナンシー派)が結成されると、アントナンは副会長に推されている。
■1914年 第一次世界大戦の影響で操業を停止。
■1919年 操業再開。
■1920年代 アール・デコのスタイルで、その後は透明クリスタルのガラス置物などを生産した。



Copyright (C) 2011 FogHorn All Rights Reserved.